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Portrait Study / 人物画の勉強 2 (男性モデル編)

3D Male Model (Leonardo Da Vinci - Vitruvian Man Copy) / 3D モデル (レオナルド・ダ・ヴィンチ)

Leonardo Da Vinci の Drawing “Vitruvian Man – Le proporzioni del corpo umano secondo Vitruvio” 風にやってみました。

Leonardo Da Vinci はローマの建築家 Vitruvius (BC80–70〜BC15) の Book III を引用し、独自の解釈を含め有名な “Vitruvian Man” を描きました。

Da Vinciは説明文の中に、
“Vitruvius によると人物のプロポーションは自然によって相対的に決められていて、4本の指が手の平のサイズを、4つの手の平が足のサイズ(大きすぎる気がしますが)、6つの手の平がキュービット*を、4つのキュービットが人物の身長に等しくなっている。”
*キュービット (Cubito = 中指の先から肘まで、ローマ時代の尺度)

“脚をできるだけ大きく広げると身長の1/14が減る、そして中指の先端が頭の上にくるまで腕を上げると、四肢の中心はへその位置にくる。また、脚の間の空間*は正三角形となる。” *股下の空間か?この部分は不明瞭

“両腕を広げた時、その長さは人物の身長と等しくなる。”

といった概要から、詳細まで書き残しています。
英語の文を見たものですので、理解が違っていたら申し訳ありません。

昔の理想的な人物プロポーションを示していて、現代のものと異なる部分があることに気がつきましたが、大きく変わっているわけでもないようです。(一般的に8頭身が理想とされていたのですが、今の 3D Model などは9頭身とかになっているため、単純にはあってこない部分があります。)

追記: 写真に関していうと、Vitruvius Man を見て、 Hasselblad の 6X6のような正方形のファーマットがなぜポートレートに強いとされたのかも、(両手を広げた幅と身長が正方形に収まることに、) 少し関係している気がします。人の動きが全て正方形、正円の中に入るのなら納得です。6×6フォーマットは編集者にとってクロップしやすいということばかりかと思っていました、、、