野ばら(ノイバラ)の花

数年待っていた野ばらの花が咲きました。鉢植えの野ばらに蕾が2つだけ付いているのに気がついたのが2週間前。野ばら自体は挿し木でたくさん増えているのですが、花がついたのは手持ちの中で一番古い親株。これ自体挿し木なのかもしれませんが、蕾がつくまで少なくとも四/五年はかかっているのではと思います。どこに蕾が出来たかの判断は難しいのですが、「昨年、強剪定の際、残しておいた新枝、その枝に今年生えた新芽の先」です。

ややこしいですね。

野ばらの場合、強剪定するのでも、若干新しい部分を残しておけば、その枝に花のつく新芽ができるのかもしれません。小品盆栽で花を咲かせ続けるにはなかなか複雑なローテーション、計画を立てなければならないのかもしれませんね。剪定の際、新しい部分を残し続けることが鍵の気がします。不勉強の身ですが、、、

少し前に、秦野にハイキングに行った際には、自生の野ばらが咲いていました。都会で花を咲かせるためにいろいろやっていることが何なのか、と思ってしまいます。

野ばらは丈夫で増やしやすく、いろいろと扱いやすいので美術制作にも使っていきたいです。

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野ばら(ノイバラ)の植え替え

Replanting Wild Rose
Small Bonsai Pots

ミニ盆栽がたくさんあって、まだ若いものばかりですので、3月の適期にいっぺんにやってしまおうと思います。

まずは野ばらを。(盆栽フェアで買った、本庄小町というネーミングのもの。) 挿し木で増やしたこの野ばらを鉢から出してみると、これぞ根詰まりという感じにびっしり根が張っていました。

Replanting mini wild rose bonsai.
Replanting mini wild rose bonsai.

根を丁寧にほぐしながら土を落とします。棒状のもので、根の間をつつきながら落とすと良いと思います。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

土を落とすのと作業中の根の乾燥防止のために水につけます。私はこれまで大体土を一旦洗ってしまうことがほとんどだったのですが、植物によっては土を全部落とさないほうが良いようです。根があまり強くないものや菌と共存関係にあるものなど。野ばらは丈夫なので全洗いでも大丈夫だと思いますが、、、綺麗にしておけば根の切り口が雑菌にやられることも少ないので、判断は難しいですが、やはり樹種ごとに調べるのが一番かと。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

根を1/3強切ります。ハサミは自分が持っている中で一番切れ味の良いものを使っています。油を落とした新刄のカッターなどが良いようです。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

鉢底にアルミの網を貼って針金で固定したもの。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

少し大きかったですが鉢底石を敷きました。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

赤玉土を少し入れそのあと野ばらを配置。位置などを決めてから周りに土を流し込みます。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

ピンセットで根の間にも土が行き渡るようにつつきます。何かにつけてピンセットは便利です。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

茎と根の境目まで土をかぶせます。

Replanting Wild Rose
Replanting Wild Rose

よけておいた苔をのせ直します。冬の乾燥気味のものです。全体に水をたっぷりとあげます。鉢の底から水に浸す腰水でもいいと思います。

野ばらは剪定(2月中に行った)と植え替えを休眠中に行っておかないと、花期までにのびすぎてしまい新芽の先に咲く花芽を切ってしまうことになりやすいです。棘が鋭いので伸ばし放題にできないのです。

今年は花を咲かせるか、、、

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