ストックフォト用に制作している宝石のイメージ。更新がありましたので画像をアップします。質感を向上させつつ、処理負担を軽くするのは、結構大変です。一枚の画像のレンダリングに3日かかる時とかもあったのですが、今はあきらめるところはあきらめるようにして2〜3時間ぐらいでレンダリング処理できるぐらいになりました。
この画像の場合だと、マテリアルに使っていた Noise* と Refraction Roughness** を諦めると劇的に処理時間が減りました。Noise は本当は使いたいけど、代替で Photoshop の 粒子*** などでそれらしく粒状感を追加するようにしました。CGならではのことですが、エッジがシャープに出過ぎるところなども本当は Photoshop などでなじませたいところです。(フォトグラファーの気にするところの真逆みたいです。笑) 妥協点は幾つかありますが全体の品質は向上しています。
経験を積むと、だんだん何を選んで、何を捨てるかわかるようになっきますが、レンダリング品質と時間の関係って本当難しいです。PCも決して最新のものではないので…
追記:
*Modo Noise = マテリアルに追加できる。様々なパラメーター(ディフーズやバンプなど色々)にノイズを入れることができる。マップと違って自動生成なので便利。
**Modo Refraction Roughness = 屈折の設定のひとつ。屈折に濁った感じをいれるために使う。
***Photoshop 粒子 = Camera Raw の設定。画像にフィルムの粒状感のようなものを加えるのに使う。