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苔玉の修繕

作ってから何年も経って、朽ちた苔玉(左)。去年初秋に挿し枝をして、小さいながらも根が張った香丁木(右)。苔玉を修繕するついでに香丁木も植え込みます。

苔玉は3年ぐらい綺麗な緑を保っていましたが、昨秋に糸が外れたようで崩れてしまいました。

全く新しいものを作ってもいいのですが、3年経って、苔玉にもある意味コロニーが出来上がっているはずですので、直すことにしました。

ケト土と手芸用の綿糸、糸を結ぶ時や細かい作業用のピンセットぐらいでほとんどのことが出来ます。

Bonsai - Moss Ball
Bonsai – Moss Ball

乾燥したバラバラの苔玉の土を少し湿らせて、間に良く水で練ったケト土を混ぜ込み丸の形に整え直します。この時表面の乾燥した苔は一旦よけておきます。形が良くなったら、糸で毛糸玉を巻くように原型を作り一旦糸を留めます。

その後、苔が表面に来るように貼り付けて、再度糸でぐるぐる巻きに。苔をいろんなところに移植してしまったせいで、一から作る時よりも苔がだいぶ少ないですのでこれでもかってぐらい糸を巻きました。結果、ただの土玉のようになっています。

Bonsai - Moss Ball
Bonsai – Moss Ball

香丁木の挿し木苗を上部に空けた凹みに植え込みます。こんなに小さいので失敗するかもしれませんが、香丁木は丈夫だし、苔玉の通気性の良さと相性も良さそうなのでこれにしました。

Bonsai - Moss Ball
Bonsai – Moss Ball

赤玉土で植え込みました。かなり土の肌が露出した苔玉に生まれ変わりましたが、水遣りの時、形が崩れないように注意すれば、梅雨頃には、かなり苔玉らしさが戻っていると思います。

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